明治5年(1872)湯島聖堂にて博物館主催の日本で最初の博覧会が開催されました。
その時の様子を絵葉書で見てみます。

二代一曜斎国輝(1830〜1874)が描いたもので展示品を詳細にうつしているようです。 中庭中央には名古屋城の金の鯱、手前には大山椒魚のはいった桶が描かれています。 二代一曜斎国輝は三代歌川豊国の弟子です。

明治5年の国内初の博覧会の様子を、昇斎一景(生没年不詳)が描いたものだそうです。昇斎一景は初代歌川広重(1797〜1858)の弟子の浮世絵師です。 大成殿を中央に、東・西両ひさし(回廊)に展示品を配し、中庭中央に金の鯱が描かれ、たくさんの人が訪れている様子がよくわかります。

昇斎一景(生没年不詳)が描いたもので、明治の滑稽味をおびた風俗画です。 見物人が鯱を見ておどろいている様子がリアルに表現されており、この絵は当時たいへん評判になったそうです。明治5年の作品です。