
湯島聖堂仰高門から入っていくと正面に大きな楷の木があり、右手奥に孔子の銅像が建っています。お賽銭をあげてお参りしている人の姿がありました。

この孔子銅像は、昭和50年(1975)中華民国台北市ライオンズ・クラブから贈られたもので、
高さ4.5メートル、重量約1.5トンの孔子の銅像では世界一の大きさだそうです。
この銅像は唐の呉道子が描いた孔子像をもとにして作成されたもので、孔子が教えを説いているところだそうです。なんとなくそのように見えます。

学名 とねりばはぜのき うるし科
仰高門から入って正面、孔子銅像の横にある大きな木です。この木は樹齢90年位で、11月末にはめずらしい実をつけます。
楷は曲阜にある孔子の墓所に植えられているので、各地の孔子廟にも植えられているとか。
枝や葉が整然としているので、書道の楷書の語源ともなったといわれています。
中国ではほとんど全土に生育しており、黄連木、黄連茶、黄棟樹、黄連、蓮連木などと呼ばれ、黄葉が美しいとのことです。
台湾では爛心木と呼ばれているそうです。
日本には大正4年、林学博士 白澤保美氏が曲阜から種子を持ち帰り、目黒の農商務省林業試験場で苗に育てたのが始まりで、その苗のうちの一本がこの聖堂に植えられ、植えつがれてきたもので、中国山東省曲阜の正子にあたるそうです。
楷の木は雌雄異株で、そのうえ花が咲くまでに30年位もかかるため、種子で育てることが長年できなかったそうです。

実は木の上を見上げても見つかりません。下を見ると小さな実がポロポロ落ち葉と一緒にいっぱい落ちていました。直径5.6ミリ 長さ7.8ミリの大きさです。
「あっ これが30年以上もかけてみを結んだ実なのか」と感動しました。可愛いので手にとってみると、手にベトベト感が残ります。説明にあったうるし科を思い出し急いでふきとりました。大丈夫かぶれませんでした。(2007年12月2日撮影)

2007年12月18日に訪れるとすっかり枝葉が払われ、きれいな裸の木になっていました。 春に新芽を出させるための準備なのでしょう。