孔子廟・大成殿内部

    

孔子を祀るところを孔子廟といいますが、孔子廟の正殿を大成といいます。

    

孔子像

大成殿内部を写しました。正面に孔子像を祀り、左に孟子、曾子、右に顔子、子思の像が安置されています。

    

内部

同じ大成殿内部の写真ですが、一番上の写真の配置(2007年11月特別展の時)と二段目の写真(2007年12月2日)の配置が違いますが、係りの人に聞くとその時々で違いますとの返事でした。

饌案(せんあん)

    

供え

お供えの、へん、ほ、爵(しゃく)、き、豆(とう)を置くテーブルを饌案(せんあん)というそうです。

へん  「編」と同じことばで「たけを編んでこしらえた盛りかごの意味だそうです。写真右の奥から「ゆず・乾栗」「乾栗・乾柿」「林檎」が載っています。

   「きび」を入れる器ですが現在は「白米」を入れています。写真右から2列目四角い入れ物、中が円形になっている器が「ほ」です。

爵(しゃく)  「玄酒」を入れて供える器です。「玄酒」とは水のことでお酒ではないそうです。 写真手前に3ケ並んでいる入れ物です。

   白餅、黒餅(黒胡麻をまぶしたもの)、菜を入れる器です。お餅はそれぞれ5個、菜は青野菜を一寸(約3センチ)きざみにしていれます。この器は中の穴が正方形で外側が円形になっています。この形が古く中国の銭になり、わが国の「寛永通宝」はそれをまねて作っているので、中央の穴が正方形になっているのだそうです。写真左からニ列目。

   「トウ]とは、木をえぐってこしらえた鉢のことで、鳥肉、魚醢(ギョカイ)、じせきを盛ります。     鳥肉は塩づけの鳥肉、魚醢は塩づけの魚、じせきは魚のはららごの干物のことだそうです。写真左の足つき器です。

供え

俎(そ)

さかな

鮮魚を入れて供える入れ物のことで、生きた鯉を一匹ずついれて供えます。ここでは鯉の絵が入っておりました。 釈奠(せきてん)では生きた鯉を入れるそうです。

    

犠尊(ぎそん)・象尊(ぞうそん)・爵(しゃく)・勺(しゃく)

    

玄酒

    

祭りの後、孔子にお供えした「玄酒」を参列者にふるまう道具です。犠尊とは牛の形をした酒樽、象尊とは象の形をした酒樽です。 象も牛も牙や角を持っているので、邪神、邪鬼から恐れられており、魔除けになると考えられていたので、酒に悪魔が入らないように酒樽にしたそうです。

爵 お供えした「玄酒」をいただくもので、勺は尊から酒をくんで爵にそそぐ柄杓です。

古代中国人はお供えの「玄酒」(水)を、清酒に少し落として、有難く戴いたそうです。そうすると、無病息災の幸福が得られる信じていたそうです。

爵(しゃく)・勺(しゃく)

    

しゃく

    

以上の釈奠祭器は昭和末期の複製です。原器は上野の東京博物館に所蔵されています。 写真にはありませんが、「香爐、香盒、香案」は満州国皇帝溥儀が昭和10年(1935)聖堂に参拝されたのを記念して、皇帝他二名の寄付として造られたものだそうです。(湯島聖堂保管)

日本の孔子廟

孔子を祀るところを「聖堂」または、「孔子廟」といいますが、国内で現在十余ヶ所あります。

○盛岡孔子廟 岩手県盛岡市
○水戸孔子廟  茨城県水戸市
○足利孔子廟  栃木県足利市
○ユネスコ村孔子廟 埼玉県所沢市
○湯島聖堂 東京都文京区
○保土ヶ谷大成殿 神奈川県横浜市
○道明寺大成殿 大阪府藤井寺市
○岡山閑谷学校聖廟 岡山県備前市
○多久聖廟 佐賀県多久市
○白木聖廟神社 佐賀県杵島群
○長崎寺町聖堂  長崎県長崎市
○長崎大浦孔子廟  長崎県長崎市
○ 久米孔子廟 沖縄県那覇市

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