
杏壇門を入ってすぐ目をひくのは大成殿屋根の上の「しゃち」です。高く水を吹き上げているのでしょうか?
鬼\頭(きぎんとう)と言うものだそうです。
江戸時代の大成殿は木造だったので大正12年(1923)の関東大震災で焼失、昭和10年(1935)に鉄筋コンクリートで再建されました。
間口20メートル、奥行14メートル内外共に黒色エナメルペイント、屋根は入母屋造り、銅本丸葺です。
大棟の両端に鬼\頭(きぎんとう)を載せ、下り棟、隅棟の止端に鬼龍子(きりゅうし)が載っています。

下り棟の止端の鬼龍子、東京帝国大学教授伊東忠太博士が設計されたものです。 「大成殿」の額は伏見宮博恭王のが書かれたそうです。創建時の額は徳川綱吉の筆だったそうです。

杏壇門を入って正面に大成殿を見、中庭をはさみ左右はひさしになっています(東廡、西廡)。特別展にはこのひさし部分に「聖堂の変遷」などが貼ってありました。

平日には大成殿が公開していませんので、この中庭と 東廡、西廡までしか見られません。

寛政11年(1799)当時のもの(鋳銅製)、大成殿の屋根両端に鎮座していた鬼\頭(きぎんとう)です。
大成殿の中には、大正12年(1923)の関東大震災で焼け落ちたものが置いてあり、目の高さで見るとその大きさが実感できます。
重量637.5キロ。クレーン機の無い時代にどのようにして屋根の上に上げたのでしょう?
鬼\頭は想像上の神魚で、水の神として火を避け、火災を防ぎ、建物を守るために祀られるそうですが、、、。

聖堂の大成殿屋根、流れ棟の四隅角に鎮座しておりましたが、火災で焼け落ちたものです。寛政11年(1799)当時のもので(鋳銅製)重量93.5キロもあるそうです。大成殿内部に展示されております。
狛犬に似た姿で、顔は猫科の動物に似ており、牙をむき、腹には鱗があり蛇腹、なんとも恐い獣です。
想像上の霊獣で、孔子のような聖人の徳に感じて現れるという古代中国伝説の霊獣「すうぐ」によく似ているそうです。